【お笑い】ザ エレクトリカルパレーズ(エレパレ)とは?解説&考察
こんにちは、もつにこみです。
本日は、2020年11月頃からお笑い界で話題になっている
『エレパレ』に関しての記事です。
エレパレって話題になっているけどいったい何?
お笑い関連のニュースなら広く知っておきたい。
そんな風に思っている方はいませんか?
今回はそんな方々に向け、以下の内容を発信したいと思います。
目次にするとこんな感じです。
それでは早速見ていきましょう!
■ザエレクトリカルパレーズ(エレパレ)とは?
まずは言葉の定義について解説します。
エレパレとは主に2つの意味があります。
1つ目は本来の、
『NSC(お笑い養成所)17期生内に存在した、ある特殊性を持った集団』
2つ目はそこから派生した、
『トップだけで集まっている集団。痛い集団。周囲から浮いた存在群』
といった2つの意味です。
その為、本来の「実在したグループ」という意味以外にも、
同じような状況にある人達に対して「エレパレしてる」と言ったりします。
(ここが意味をややこしくしている原因ですね)
では、本来の意味である。
『ある特殊性を持ったNSC17期生内の集団』とはいったい何なのでしょうか?
♢『エレパレ』の背景
改めて整理すると、エレパレとは
NSC17期生内に実在した複数名の芸人グループ
「ザエレクトリカルパレーズ」の略称のことです。
メンバー(当時)は、
オリオンステーション(中峰・冨士田)
グランドヘント(森・宮崎)
ゲオルギー(広永・吉川)
ゴリちゃん(大寺)
侍スライス(門田・加藤)
ゼロゼロブルー(塩澤・内藤)
チキンナンゴ―(山下・倉永)
プリッツキング(塩原・小机)
わきコ(山岸)
+α(西村真二) ☜解釈によって含める場合とそうでない場合在り
そして、彼らの特徴は
『NSCのお笑いヒエラルキーにおいてトップの集団』であったこと。
実力ごとにABCの3つに分けられたNSCの中でも
ごく少数のAクラスに属している芸人達によって結成された組織。
それこそが『エレパレ』なのです。
♢エレパレの活動
そんな、エレパレはなぜここまで話題になっているのでしょうか?
1度『エレパレ』が行ってきた活動内容を一度列挙したいと思います。
・そのTシャツを着ての受講
・エレパレのテーマソングの制作
・授業終わりに公園に集まってネタ見せ
・エレパレ以外の養成生を無視
・女性芸人とのセックスライフ
どうでしょう?
人によってはすでに嫌悪感を抱く人もいると思いますが、
なんとなく、普通の学園生活。大学生ライフ。
そんな風に感じるのではないでしょうか?
しかしそれこそが、『エレパレの特殊性なのです。』
♢エレパレの特殊性
一見すると、普通の学生が文化祭前に行うような行動や、
大学生が遊びを覚えたような行為ですが、これこそが
『エレパレの特殊性』なのです。
というのも、芸人の世界は競争が激しく
『仲間同士で群れないのが基本』
特に若手や養成所にいる時は
『目がぎらついているのが普通』だそうです。
そんな環境で、お笑いを磨こうと思っている人が多い中、
彼らのような『学生気分そのまま』の団体は周りから浮いていたようですね。
(しかもちゃっかりクラスはAなので天狗にもなってしまう。)
♢ドキュメンタリー作品としての『エレパレ』
さて、そんなエレパレですが、上記全ての内容はすべて
『私の目から見たエレパレと言い換えることが出来ます。』
エレパレがここまで有名になったのは、
お笑い芸人『ニューヨーク』が自身のYouTubeチャンネルに
『エレパレ』を取り上げたドキュメンタリーを投稿したのがきっかけでした。
(↓動画は2時間とやや長い笑)
この作品の面白い所は、
『ザエレクトリカルパレーズ』を題材に、
「当事者側」「被害者側」「傍観者」など
様々な目線から真実を明らかにしていくという点です。
その中では、
・グループをよく思わない人の意見
・グループを家族のように思っている人の意見
・知名度向上の為無理やりメンバーに加えられた芸人
・グループを利用していた影の黒幕
などが様々な人目線から語られています。
視聴後の感想は人それぞれ。
エレパレをよしとするものもあれば
自身の学生時代に重ね嫌悪感を抱く人もいる。
この視聴者によって見え方が変わるところが
『エレパレ最大の魅力』と言えるでしょう。
ぜひ動画を視聴して、
皆さんから見た『エレパレ』を楽しんでみてください。
ここからは、客観的な情報ではなく
自分が見た『エレパレ』をメインにお話を進めたいと思います。
■動画を見ての感想&考察
ここからは、実際に自分の目で見た『エレパレ』について考えたことや
そこから得た学びを書いていきたいと思います。
♢エレパレは悪だったのか。
世の中「善か悪か」、「やったかやってないか」「0か100か」
そんな二択で語られることが多いですが、そんなことばかりじゃないと思います。
そんな価値観を持った上でしいて言うなら、
『エレパレは善だった』と思います。
というのも、彼らはただ上を目指し切磋琢磨していただけだと思うからです。
その表現方法として、エレパレ以外の人間の差別は間違った行為だったとは思います。
しかし彼らの中には高校卒業後すぐにNSCに入り、
「失った青春を取り戻したい」と語っていた人もいました。
そんな、『エレパレ』を100%悪と言い切ることは僕にはできません。
♢エレパレは誰の心の中にも存在する。
そして、この作品を見てもう一つ思ったことは、
「自分にも似たような感情があるのではないか」ということです。
自分に近しい人と徒党を組み、それ以外の人を蔑むことで、活力を得る。
間違った動機だとしても、こうしたことでしか原動力を得られないときもあるのではないか。
私はこの作品からそんなことを自問自答させられました。
皆さんのここらの中、過去の経験に『エレパレ』は存在していましたか?
まとまりのない記事でしたが
このあたりで終えさせていただきます。
他にも芸人の評価軸に関する記事を上げていたりするので
是非、ご覧ください!